早期英語教育が差をつける

1999年 6月 01日
作者: 代表 高山和子

私が 子供の頃は、早期英語教育なんて言葉は聞いた事も無く、皆が 中学入学と同時に英語学習をスタートするのが当然と 考えられていました。 大学で受講したクラスの中で、教授が熱心に早期英語教育の必要性を唱えておられました。 その時 初めて、「早期英語教育」という言葉に出くわしました。 でも 当時は 私自身が学生だったこともあり、本当に母国語も確実性のない子供に英語なんて教えられるのだろうかと 不審に思っていました。 しかし、ここ10数年の間に 早期英語教育は 全国的にも大ブームになり、多くの私立小学校等で、すでに 取り入れられています。 私も 御多分にもれず 子供クラスを始めてもう10年になります。 初めは 手探りで始めた授業も、年月を経て 小さい頃から 習った語学の学習が 立派に子供達のなかに 大きな実を結び、未来へと育っていっているのを目の当たりにし、改めて 早期英語教育の重要性を確信している この頃です。 では、子供に早くから英語を学ばせる利点は何でしょうか。

まず第一に、2歳から10歳までが、母国語・外国語いずれの場合であれ 言語を習得するのに最適な時期である という事実です。 幼い子供ほど 理屈なしに言葉を受け入れ、すんなりと言葉の世界に入ってゆきます。 そして この時期に学習した子供は、中学・高校になっても やはり 発音がきれいです。 小さい時から 想像力を活かして 英語学習に携わってきた子供達は、中・高校で難解な文章に出くわしても 匙をなげたりせず、文脈から意味を汲み取ろうとします。 こうした柔軟性は この時期につちかわれたものでしょう。

第二に、中学校に入って から始めていたのでは、高校・大学と進んでもなかなか期待通りの成果を生まないという点です。 このことは、大抵の人が最低6年間の英語学習経験があるにもかかわらず、満足に話す事が出来ないという現状からも 明らかです。 欧米諸国と比べ 外国語教育の始まりが遅い我が国においては、中1で英語がスタートすると 早いスピードで 英語教育に取り組むことが 余儀なくされます。中1当初は 英語が大好きだった生徒さんも、しばらくすると 毎回導入される 進出単語・文法等で急に難しくなった 授業についてゆけず、落ちこぼれになるケースが多く見られるのが現状です。 これに 多人数制クラスという 語学学習には最悪の条件が重なり、授業は機械的になり、一人一人の発音や 問題点のチェックなど、とても余裕がありません。こんな事では 言葉としての英語を使うことを学ぶ以前に、中学の段階で英語嫌いになりかねません。 外国語を学習するには 長い時間を要するので、出来るだけ早く、幼い年齢から英語学習を始める必要があるのです。

最後に、英語は世界に通じるあえる言葉です。 これからの国際化の世界、私達 日本人も、世界のあらゆる国の人々も、日常的な事柄のみならず、政治・経済・文化等、あらゆる分野において 多角的な物の見方が出来る事が 要求されています。 思考範囲を拡大し、人生を豊かにする鍵となるのが、言葉です。 幼い頃から英語を学び、言語の相違の中に潜む 考え方の違いを理解することにより 国際理解の心をつちかう事が出来るのです。

早期に身につ けた英語力は、これからの英語との関わりにおいての、自信につながり、将来への可能性を拓いてくれることを確信しています。 私自身、英語を媒体として 日本にいながら、日々 世界の情報を数々入手しています。英語は私の世界を広げ、人生までも素晴らしく変えてくれました。 子供さん達が 英語を駆使して、将来 世界を舞台に活躍してくださる事は 私の夢でもあります。

アバター画像

代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル