オリンピックを振りかえり

1998年 4月 01日
作者: 代表 高山和子

26年ぶりに 日本で開催された長野冬季オリンピックは、72カ国もの参加を伴い、成功のうちに幕を閉じた。 日本選手団は 計10個ものメダルの確得という有終の美を飾り、その感動は皆さんの中にもまだ新しいのではないかと思う。 オリンピックという楽しいお祭り的要素の裏に、選手一人一人の人生に立ち向かっていくドラマを垣間見て、その熱意に感動を覚えた16日間であった。 中学生による殺傷事件、イラク問題、政治汚職等が 新聞を騒がす現代のこの暗い世相において、まさにオリンピックは対照的な光の祭典として意義深いものであったと思う。 リレハンメルでの失敗の悔しさをバネに見事立ち直り、日本チームに栄光をもたらした ジャンプの原田選手。 4年間の試練が、あの感激の涙に終結されていたに違いない。 そして、困難の中にあっても、根性で意志を貫徹した 母親思いの スピード・スケートの 清水選手。 強い意志と 熱意、そして 何よりも持続こそが、成功への鍵であることを、選手たちは 私に教えてくれた。各人が 自分の情熱を注ぎ込めるものを見出し、日々、目標に向かって努力してゆくという過程にこそ、人間としての成長があることを 感じさせられた。 私も、一日という枠の中で 一歩一歩 前進して行きたいものである。

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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル