有森選手に学ぶ

1998年 6月 01日
作者: 代表 高山和子

勝北町マラソンフェスタが5月31日に 五輪メダリストの有森裕子選手を迎えて行なわれた。 皆さんも記憶に真新しいであろう、真夏の’96年アトランタオリンピックで見事 栄冠を勝ち得た あの素晴らしき有森選手と一緒に走れることは、私にとって 市民ランナーの一人として 光栄 極まりない事であった。 彼女のアトランタへの道は 想像を絶するほどの苦しみ、試練の連続であった事だろう。 彼女を育て上げたリクルートの小出監督は、彼女は五輪まではストレスの余り、涙に明け暮れる日々を送り、その練習量はご両親にも話せない苛酷なものであっ たと語っておられた。 そんな彼女は 「走ることが大好きで、好きだからこそ、この苦しみには耐えられると思った。」 そして、「チャンスは両手を広げて待っていても訪れるものではなく、自ら の努力で掴み取るものだ。」と 講演会の中で 力説してくれた。 尊い命を無駄にする若者が多い中、自らの内に潜む可能性を見出し、人生方向を定め、強い意志と情熱で 障害物をはねのけ 突き進もうとする 彼女の生きる姿勢には 学ぶところが多いと思った。 次のシドニーに向けて頑張って頂きたい。

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代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル