英語のコミュニケーションの取り方

2007年 7月 22日
作者: 代表 高山和子

Nancy Masterson Sakamoto さんという大学で教鞭をとっておられる方が、英語と日本語のコミュニケーションのとり方の違いについて書いたエッセイを、興味深く読んだ。 英語の会話はテニスやバレーボールの試合で、日本語は ボーリングの試合であるというのだ。 テニスやバレーボールは、ボールがどこ に飛んでくるかわからないので、常にボールを追い、競い、相手にボールを返さ ないと試合は続かない。ところがボーリングは自分の順番が決まっているので、 ボールを競う必要もなく、自分の番が来るのを待つ。

必ず 英語を自分のものにしてやるという積極的な態度で、常に発言の機会を逃さな いという態度こそが、英語でコミュニケーションを図るのに不可欠

まさに英語の会話はテニスやバレーボールである。話者が何かを言ったら、それ に対して相手は賛成、反対にせよ 自分の意見を述べ、何故そう思うのかという 理由を述べる。そこから、また相手はその意見に対してコメントする。このよう に会話は自分に投げられたボールをスムーズに打ち返すことで、進行していく。 日本語での会話のように、相手の意見に反対したら失礼にあたるとう心配は必要 ない。相手の意見に対しての反対意見とその理由を述べることで、会話はより面 白くなるであろう。よく映画などで、みなが競争のように自分の意見を言う英語 の会話の早いペースに驚かされることがある。ここまでの高いレベルは必要ない にせよ、相手の意見を聞き、自分の意見を述べるという作業なしには英語でのコ ミュニケーションは成り立たたないということを知っておく必要がある。

ais044200707service-0001英語、日本語に拘わらず、日頃から 自分の意見を述べる練習をすること、それ 以前に自分の意見を持つことの大切さを、私自信、常日頃痛感している。 最近 の英語検定の面接においても、受験者は「自分はこう思う、なぜなら・・」とい う意見が言えるかどうかが判定される。 誰かが話すと、少し間をおいて次の人 が話すといったボーリングの試合になりがちなクラス内での英会話と違い、実際 の会話ではどこにボールが飛んでくるかわからない。 だから聞く側も一生けん 命に聞き、積極的に発言しないと会話が途絶えてしまう。 英語を習得する課程 においては、言語としての英語の知識の他に、特にこのコミュニケーションの取 り方を学ばなくてはいけない。クラスの中では、わざわざ時間を割いて英語を学 びにきているのであるから、レッスン時間を最大限に利用し、自ら積極的にボー ルを拾い、限られた語彙の中からでも 精一杯意見を述べることが大切だ。いく らやっても英語は出来ないといった消極的な態度は、英語の思考回路を遮断する のみならず、英語学習の成果はないと自己暗示をかけているようなものだ。必ず 英語を自分のものにしてやるという積極的な態度で、常に発言の機会を逃さな いという態度こそが、英語でコミュニケーションを図るのに不可欠であり、また英語の上達を左右する。

“Speak every chance you get!” -高山

代表 高山和子

代表 高山和子 について

岡山県 津山市出身。英語講師。米国ドレーク大学大学院修士課程修了。帰国後、英語教育に携わり、'90年津山市にライト外語スクールを開校、本物の実力を身につけさせる指導に定評がある。国際ロータリー財団奨学生、英検1級、TOEIC 990点、国連特A級。 フル・プロファイル